魚取りレポート2002 素潜り採集その2
前回なすすべなく見送ったアブラヤッコを捕まえる方法を考え、8月23日いつもの磯へ行きました。何時間もアブラヤッコを追いかけ行動パターンは見切ったはず、しかし、そこにアブラヤッコの姿は既になく作戦も空振りに終わりました。かわりにその場には水色と黄色のタテジマストライプが美しいニジハギが優雅に泳いでおり、またもや何時間も追いかけるという前回の繰り返しとなりました。
■カエルウオ■2cm
子供がつかまえてしまったばっかりに、もってかえらされるはめになりました。表情や仕草はかわいらしくて憎めないところがあります。
■カノコベラ■ 4cm
ヒラヒラという感じで、のんびり泳いでいますが、さて捕まえようとすると動きが読みづらく思わぬ方向に素早く逃げてしまいます。左右から挟み撃ちにしようとしても顔をめがけて突っ込んできたりするので、顔で威嚇しなければ上手く捕まってくれません。
■キヘリモンガラ■4cm
モンガラは最初が勝負。どこへ逃げ込むか見失わないようにすることが肝心です。一度見失うとなかなか出てきてくれません。
このキヘリモンガラも後回しにしたばかりにどこかへ隠れ込まれ、再び出てくるまでかなりの忍耐を要しました。
■クラカケモンガラ■ 2.5cm
とにかくモンガラは目を離さないことが鉄則と知りました。
■サツマカサゴ■ 4cm
サンゴ石に見えます。突付いても逃げません。徹底してサンゴ石になりきっています。こんな堂々としている魚はたいてい毒があるので、手で網へも追い込めず、本当に動かないのでかえって捕まえづらかった。
周囲に溶け込み、梃子でも動かないタイプ。
■タレクチベラ■ 1cm
水中を漂うような動きをします。
まだ小さいですが、既に口が垂れかけています。
小さい魚は簡単に捕まりますが、水槽ではなかなか上手く飼えません。ずっと尾びれを曲げている。
■フウライチョウチョウウオ■ 4.4cm
今年はやけに多い。
これくらいのサイズになるとタイドプールでもなかなか捕まえづらい。名前の由来通り、次から次へと転石の影を点々とするので、「捕まえやすい岩陰に追い込む」という鉄則を忘れない。
威嚇のポーズ。
■ホンソメワケベラ■5cm
ヒラヒラと操られたルアーのような泳ぎをしますが、これくらい大きくなると動きも早くなります。転石地帯から岸壁に追い込んで捕まえました。
■メガネスズメダイ■ 2cm
やっぱり綺麗です。
この前つかまえたやつは、VIP待遇で無脊椎水槽に入れたらハードチューブを突付きまわしたので困りました。今回は慎重になってます。
■ヤマブキベラ■ 5cm
2ヶ月くらい前から、大きなタイドプールでずっと成長を見守らせていただきましたが、ようやく網におさまってくれました。ヤマブキ色の光を放っている。