Shrink Fのブログ

精神科開業医が日々思うこと 〜あまり仕事とは関係ない〜

魚取りレポート2002 ウエットスーツが欲しい...

9月17日木曜日、2ヶ月ほど前から、この日は休むと決めていました。潮が干いて、予定がなんとか前後に振り分けられる日。去年くらいから夏休みは全てこうやって決めています。スケジュール表に挿んである潮時表には、6月から9月までの潮の干く日に全て黒丸が付けられ、何とかこの日は都合がつくという所は赤丸。とにかく今日は最後の夏休み。

今日は子供達が学校から帰ってくるまでに家に戻らねばならないという事もあり、いつもとは違う近場の南紀の磯へ向かいました。潮溜まりではチョウチョウウオなども数少なくてどことなく寒々しく、お目当ての魚は見当たりませんでした。今日は最初から潜るつもりにしていたので、潮溜まりでの観察も気合が入らず、気持ちここにあらず、尚更でしょう。

居る、磯に潜ると、確実に居ます。いきなり見たこともないチョウチョウウオとカンムリベラ。どちらも欲しくて集中できません。サイズの大きかった事もありますが、狙い所にも追い詰めることも全くできず当然のように見失ってしまいました。次はナメラヤッコ。それにしても、ナメラは落ち着きない。ベラよりも落ち着きないし、通り道が読めないし、大きな石の下や複雑なサンゴ岩の間を逃げ場とし、捕まりそうな期待すらもてませんでした。ニジハギは相変わらず、イシの下へ消しこみますが、イシを除けたら居ません。瞬間移動を使います。あまりにも魚が捕まらすぎると気持ちも萎えて、寒い。このことを差し引いても、今日くらいになると素潜りは少し寒い。南紀といえども...

でも、それより辛かったのは、ムシ。咬まれ、刺されまくりました。昔からお盆を過ぎて海で泳ぐと咬まれるという話は有名でありまして、クラゲという人も居るし、小さな甲殻類という人も居ます。私の生まれ育った泉州ではキッチンと言い、南紀では、モウムシ?実体は何なのか非常に気になる所ではあります。しかも狙いどころを知っており、膝の裏や頚部など動脈の通っているところを今回集中的に咬まれました。別にどこを咬まれようがあまり関係はないのですが......
見えぬ相手に為すすべなく、痛さに堪えきれず、逃げるように海を出ました。出たら出たでこんな時は尚更に寒いものです。真冬並み。

潮溜まりには、居ない。磯には、居る。でも寒い。咬まれる。ウエットスーツがあれば、問題解決ですね。

ちなみに今日はホンソメワケベラ一匹也。


今日の一句
潜るなら ムシには覚悟 ウエット欲しい (字余り)
ステロイド 塗っても痒い ウエット欲しい 一週間は 治らないかな(字余り)