魚取りレポート2003 ’０３ シーズンスタート！？

ゴールデンウィークを待ちきれず、４月１９日は潮位－１２センチと思いっきり潮がひくこともあって、いても立ってもいられずに南紀へ向かいました。シーズン終わりには「また、うみぃ～（↓）」と反応の悪い子供たちも、「絶対行くっ」と無茶苦茶意気込んでいます。しかし、なんぼ意気込んでも、居ないものは居ない、まだ早すぎるので期待はしません。

磯に行って、潮の香りを嗅いで、潮溜まりを覗くだけでいい。大変謙虚です。と言うのは建て前かそれとも採れなかった時の言い訳か。しっかり、ウエットスーツに必殺網（殺してどうする）、大型クーラーというフル装備で干潮の何時間も前から出かけました。

春の海というのに、その日は波が高く南紀では３メートルと荒れ模様です。潜るのは少し寒いので、潮溜まりを覗くことにしましたが、やっぱりお目当ては居ません。カゴカキダイやタカノハダイの姿が見られるくらいです。意気込んでいた子供たちも３０分もせぬまに、貝殻拾いに切り替えた様子です。

ただでは帰れんな。これが悪かった。荒れた海の中を少し覗こうと、ウエットを着て入り込んで行きましたが、結局は大きなソラスズメくらいにしかお目にかかれませんでした。そして、久しぶりということもあって、トラベルミン錠（酔止め）を飲むのを忘れ、ものの五分で波に揉まれてゲロゲロ。一時間は気分が悪くて動けませんでした。情けない事に、この年になっても、極端に乗り物酔いしやすい私は水中眼鏡で海を覗くだけで少し気分が悪くなります。波のある日は数分で顔が青ざめて吐きそうになってしまいます。今回はその後４日間にわたって吐き気と呼吸筋の筋肉痛が続きました。

こんな目にあっても、やはり海に潜りたい。まあ、シーズン幕開けというのは大体こんなものでしょうか。次こそは....................忘れません、トラベルミン。