Shrink Fのブログ

精神科開業医が日々思うこと 〜あまり仕事とは関係ない〜

魚取りレポート2003 台風後の海その2

台風の後の中紀は確かに魚の数が増えていました。南紀に行けば、もっと凄いことが期待できる。今年は魚の出現が遅いので、次こそはと期待は今まで以上です。

8月16日土曜日は帰省ラッシュで、42号線の渋滞は確実です。そんな時のための南紀への抜け道を使いました。吉備~金屋~美山~竜神~中辺路~311号線経由で上富田で42号線に合流します。道は高速道路なみに整備され2時間弱の快適ドライブで吉備から上富田に抜けます。

予定通り昼前に磯に到着。珍しいチョウチョウウオやヤッコがいる事をイメージしていましたが、予想外に魚が居ません。潮溜まりが寂しすぎます。少し海も荒れ気味でしたが、このままでは引き下がれませんので磯にも潜りましたが、さっばりです。一緒に来た妻も潮溜まりを転々と覗いていますが、やっぱり駄目。

早々にホームグラウンドに見切りをつけて、別の磯に移動しました。初めての場所です。そこには細長い水路があり、波の作用で水が行ったり来たりします。かなりの流れの速さです。流れに翻弄されながら、タスキモンガラに遊ばれていたところ、水路の真ん中にある岩の隅に何やら変わったチョウチョウウオ発見。シラコダイです。ぜひとも欲しい。

水深約2m、to-and-froの水流の中でトライ。何度かデングリ返りし吐きそうになりました。また何度か見失い、岩の前後を水流に押されながら粘り強く探しました。酔いやすい私にはつらい状況でしたが、今回の採集は一味違います。毎日通勤の車の中で息止め練習をしましたから、その精神的な余裕から水中での息苦しさが今までより随分と楽なのです。

そうして訳のわからぬうちに(自分がどういう体勢で採ったのかわからない)500円玉大のシラコダイが網に入りました。魚は地味な色ですが嬉しさは今年一番でした。さっそく妻に見せようと陸に上がったら、「青い顔してどうしたの?」

確かに吐きそうでしたが、派手で綺麗な魚ではありませんが、嬉しかった。

台風後の期待通りにはいきませんでしたが、なかなかエキサイトした採集でした。そうそう、タスキモンガラには最後まで遊ばれ、最後は穴から出てこなくなりました。次回こそは、、、、と言うほどではなく、別の磯を探すとします。

 

シラコダイ

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確かに地味。家族の反応も今一つ。よく行くアクアパルならわかってくれるかも....
流れの速いところを好むでしょうか、潮溜まりでは見たことがありません。

 

ナガサキスズメ■

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和歌山で採ってもナガサキスズメ。確かシコクスズメダイの時も、このコメントでした。

 

■ヒバシヨウジ(?)■やったらいいなあ。

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尾鰭の模様を見て、最初ヒバシヨウジやと思いましたが、ブルーの線が狭すぎて体はノコギリヨウジのようです。やっぱりノコギリヨウジかなあ。ヒバシのほうが珍しい。
これも息止め練習の成果で採れました。