Shrink Fのブログ

精神科開業医が日々思うこと 〜あまり仕事とは関係ない〜

魚取りレポート2003 今シーズンの最後?

今シーズンも気がつけば9月末。私にとっては、そろそろシーズン終了です。この時期になれば家族を誘ってもあまり乗り気でないのは例年の如くです。という訳で、9月28日は私一人、南紀を目指してロングドライブです。一応日曜日ということで渋滞に巻き込まれる事を避けるために南紀への抜け道、吉備~金屋~美山~龍神~中辺路~上富田ルートを使いました。吉備から上富田42号線までまでピッタリ1時間30分、今年はさっぱりのお気に入りの磯への到着もすべて予定通りです。

さっぱりとわかっていながらも、やっぱりホームグラウンドを覗かずにはおれません。でも、やっぱり、これというお魚はいません。こんなとこまで予定通り。前回の採集はかなり酔いで気分が悪く参ってしまいましたが、今回は大丈夫のようです。でも、なんだか水中メガネのレンズの傷が妙に気になってきて、ひょっとしてまた....少し不安に人なってきました。気持ちで負けてしまってはヤパイ。と思いつつも、期待をもって、8月末にミナミハタタテダイとサザナミヤッコ(大)を見た磯へ移動しました。

どう言うわけか、すばらしく魚のたくさんいそうな磯なのに、フウライ一匹しか、見つけられません。その磯は波の影響をもろに受け、しかも深く、さらに魚が居ないとなると益々弱気なって、ここでダウン。上がって、岩の上に腰掛け、グッタリ。時計を見ると12時でした。今日はもうボーズで帰ろう。やっぱり今年は体調悪いわ...

でも、今日はもう少し南の磯で仲間が採集しているので、ちょっと様子だけでも見てこようという気になり、20分ほど南へドライブ。磯へ到着すると海面にはいくつかのスノーケル、波打ち際にはバケツ、中にはミナミハタタテダイやアミチョウ....

ウエットスーツも脱いで、すっかり帰る気になっていましたが、そんな魚を見てしまっては......ダッシュで車に戻り、急いでぬれたウエットスーツを着てまた海へ。さっきまで気分の悪さはどこへ吹っ飛んだのでしょうか。

ミドリイシの多いその磯は、アケボノチョウチョウウオやトノサマダイがたくさん見られるのですが、テーブルサンゴの下のほうに何やら見慣れない魚、ミカドチョウ?よく見ればヒレナガハギです。今までのんびり泳いでいたのに私の姿を見た途端に岩から岩へと落ち着かなく逃げ回ります。そのうちにどこかの岩の下に逃げ込まれたらしく、あっけなく見失ってしまいました。

まあ、いいか。後回しにして、さらに沖へ。今度はツノダシ発見。チョウチョウウオに比べると大きくて、追いかけても負けます。追いかけているうちに何とか行動パターンをつかみ、ツノダシ確保。

 

■ツノダシ■

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THE 海水魚という感じです。不思議と小さいサイズは見かけません。今回せっかく餌付いたのに....数日後、体中の色が真っ白に抜けて死んでしまいました。

 

一匹捕まえたら、なんか気持ちに余裕が出てきて体の硬さが取れた感じです。これならリラックスした網捌きもできそうと言うことで、先ほどヒレナガハギを見失った場所へ戻ると、居ました、居ました。また、私を見ては、岩を転々とします。同じ手は二度と喰わんぞ。隠れた岩をしっかりチェック。今年、シマハギモンツキハギ、ニジハギと戯れたのはこの瞬間のためだったのか、ここで、初めてのヒレナガハギをゲットしました。

 

ヒレナガハギ■

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採集後、5日後の写真です。すっかり粉餌も食べるようになりましたが、白点がチラホラ。
この撮影翌日、★に....