Shrink Fのブログ

精神科開業医が日々思うこと 〜あまり仕事とは関係ない〜

魚取りレポート2005 2.悔しい春の中紀 〜気合と辛抱が足らん〜

ゴールデンウィーク最終日、5月7日、爽やかな五月晴れ。爽やか過ぎて肌寒く、潜る気分でもなく、ウエットスーツなしで、潮溜まりをのぞきに今期初の中紀へ行きました。キンギョハナダイでもおったらええなあというところです。

磯に着いて一時間、何も居ません。まだ中紀は時期尚早やなあと言う感じです。写真撮影のためにオヤピッチャを追いかけていると娘に、「オヤピッチャなんか...」と言われ、結局はそのオヤピッチャにも逃げられてしまいました。仕方ないのでカゴカキダイを掬って、さあ帰ろうかなあというところで、「お母さんがキンギョハナダイ見つけたって。」と娘の呼ぶ声。今日は鮎足袋で足元をばっちり固めているので飛び跳ねながらキンギョハナダイの居るところへ馳せ参じました。

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カゴカキダイ

 

腰ほどの深さの大きな潮溜まりの大きな岩の間に居ました。いつもなら何の迷いもなくマスクを装着し潜ってしまうのですが、今日は寒い。それに前回も採っていると言う驕りのために顔をつけられません。不安定な岩の上に立って太ももまで浸かり何度もトライしますが駄目です。Tシャツも濡らしてしまったのでいっその事潜ってしまえばいいのですが、「なああに、キンギョハナダイは隠れてもまたすぐ出てくるよー。」と余裕をかましすぎ、大岩の下に入り込まれたまま出てこなくなりました。

寒さのせいなのでしょうか。いえ、これは気合の問題です。オヤピッチャにも逃げられていますし、緊張感なさすぎです。海へ魚を採りに来たからには魚が居なくても潮溜まりに頭から浸かって、這いつくばる根性がほしいところです。反省。

「キンギョハナダイ見つけたー。今度は採りやすい所ー。」と妻の声。何が何でも採ってやる。ところが深い穴に入られ、こまた出てきません。何が何でも......必殺技で、瀕死状態のキンギョハナダイを捕獲しました。キンギョハナダイに中途半端な闘志を燃やしているとき、長女が満面の笑みで、「いいもの採った。」と見せに来ました。2週連続のイザリウオゲットです。最近魚を採るのが上手になってきて、来年中学に入学でバレーボール部か魚採り部に入ると豪語しています。

それにしても、今回私が独力で採ったのはカゴカキダイのみ。

妻のありがたいお言葉。「私と上の娘はジックリ潮溜まりを見ていて、人影に驚いて隠れた魚がまた出てくるのを待っているから見つけられるんよ。パパと下の二人は次から次へ動きすぎ。辛抱が足らんわ。」

 

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ベニカエルアンコウ 3cm

 

次女はタコをつかまえ大喜び。まだ、上手く魚が採れないのでつまらないのか、今日行くのを少し渋っていた一番下の小2の長男は小さいハゼを山のように採ってました。イザリウオの餌に持って帰れたので、「全部逃がせーっ!」とならず、何とかプライド保たれました。

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