Shrink Fのブログ

精神科開業医が日々思うこと 〜あまり仕事とは関係ない〜

魚取りレポート2005 11.ベタ凪の海

8月20日土曜日。今日は長女だけ魚採りについて来るということで、2人で朝の7時に出発しました。この時間帯は渋滞もなく南紀まで快適なドライブです。予定通り9時にホームグランドに磯に到着しました。今日は波が全くなく池のようです。水に入るとすぐに気分の悪くなる私にとってはベストな状態の海です。

数少ない潮溜まりを見て回りますが、これという魚は居ません。少し気になるのがモンガラ。前々回くらいから居るのですが、これぞ欲しいという感じではなく、ちょっかいだけ出すのですが直ぐに穴の中に入られてしまい、すっきりしないままで居ました。モンガラは、深い穴に潜りこまれてしまうと梃でも出てきません。お手上げです。背びれをつっかえ棒にして引っ張り出されてしまわないように頑張ってしまいます。穴が浅ければ尻隠さずで、なんぼつっかえ棒していても簡単に素手で採れます。そして、敵の気配が消えると、ヒョコッと穴から出てきて、危険を感じたら直ぐに穴に直行です。

採る魚が居ないので、今回は本格的に相手になってやろうと、全力でモンガラを追いかけましたが、深い穴にも入らず、いともアッサリと採れてしまい拍子抜けです。雑魚にちょっかい出すという気持ちでなめてかかっては粘りも気迫にも欠けてしまうために結局は採れず、時間が無駄で楽しさも半減します。といっても緊張しるぎると網捌きが悪くなるので適度に意気込むべきでしょう。

波はないが、魚もない。コガシラベラ、クギベラ、フウライなどを採って、場所を変えることにしました。せっかく波がないので今日は少し深い場所でチャレンジです。いきなり切り立った4mくらいの岩の壁の下のほうにツノダシが居ました。娘に協力してもらい岩の割れ目に追い込んで緊張でぎこちなくなりながらも何とかゲット。

その後はテーブルサンゴの付近を重点的に見ていきますが、南紀でも北のほうへななかなか黄色系は流れてこないようです。転石地帯で今シーズン初のトゲチョウを2匹つかまえました。やはり1匹目はかなり慎重でしたが、1匹とってしまえば2匹目は、かなりスムーズ。舐めてかからず全力でリラックスして採る。意識的には無理ですが、後で振り返ってそう感じました。

今日は夕方に地元の夏祭りがあるので、それに間に合うように一時半ごろには磯を後にしました。

 

クラカケモンガラ 3cm

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動きが直線的。他のモンガラに比べてよく見かける。

 

ツノダシ 8cm

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小さいサイズが欲しいところですが、小さいのは浅いところには現れないようです。縦に長い魚はクルックルッと方向転換して思ったより素早く泳ぎます。

 

トゲチョウチョウウオ 4.5cm

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これで今年も基本4種は出揃った。