Shrink Fのブログ

精神科開業医が日々思うこと 〜あまり仕事とは関係ない〜

魚取りレポート2006 14.テーブル珊瑚攻略ファイナル

11月3日金曜日。快晴で暖かく、日中は20度を越える。波もなく、この時期にしては干潮時の潮位50センチと結構ひく。今年多分最後になるであろうと思いながら前回からの場所に4回連続で通う。

今日は透明度も良いし、前回よりも1m近く潮位が低いはずだから、耳抜きは完全ではないが何とかなるはず。テーブル珊瑚は、完全に見切っていると自信満々で前から手の出せなかったミカドを狙う。

朝の8時半に現地到着。寒さは感じない。透明度も良く、水面からでもよく魚が見える。今日は珊瑚トラップは使わず、大きめ狙い。いきなり大き目のニセフウライを発見。改良を重ねた網で難なく、ゲット。トノサマ、スミツキ、ミスジ、アケボノは多いが、ミカドの姿はない。そこにセグロが現れた。

ミカドについで欲しかったのがセグロ。実は自分では採ったことがない。この場所で何度か見ているが手が出せずにいる。しかし今日はなんとしても採りたい。セグロはアケボノほど数は多くないが、同じような状況に居り、潮溜まりでは見たことがない。珊瑚への依存があまり強くなく、追えば珊瑚ではなく、石の下などに隠れこみ、トノサマやスミツキを追い込むのとは少々勝手が異なる。見つけるが何度となく見失い、とても悔しい。ミカドよりまずはセグロである。

と思っていた矢先にミカド発見、テーブル珊瑚の中に隠れこんだ。ついにチャンス到来。ミカドは珊瑚への依存が強いらしくテーブル珊瑚に中に入ってへばりついている。プレッシャーを与えても飛び出してくる気配はなく、ますます強固にペタリと珊瑚にへばりつく。しかし、我慢の利かない性格らしく、少し圧力を弱めると隠れ家を放棄し、次へ移ろうとする。そこが狙い目である。初のミカドをゲットし、本日の目標達成。

またまた気分が乗ってきて、セグロに再チャレンジ。珊瑚よりも石の下などに隠れこむ習性を今度はうまく利用して、ゲット。今期最後を飾るにふさわしい成果である。

 

 

f:id:sazanami-fmc:20180925194737p:plainニセフウライチョウチョウウオ(7cm)
サンゴ域にいるチョウチョウウオ。ニセフウライに限った事ではないが大きくなるとそれだけよく動き回って、一箇所のサンゴに留まらない。

 

 

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ミカドチョウチョウウオ(4cm)
三角形の体をしているからミカド?それとも高貴な気品に満ち溢れているから帝?
サンゴへの依存はかなり強そう。プレッシャーをかけるとサンゴにペッタリとへばりついている。

 

 

f:id:sazanami-fmc:20180925214836p:plainセグロチョウチョウウオ(4cm)
アケボノと同じような動きをするセグロ。数はアケボノに比べると少ない。

 

 

ここ最近、本日も波酔いはないが、終わりがけに鼻血がでた。鼻血が出るほど興奮したのだろうか....
息がもたずに急浮上したのが悪かったのか...と言っても大して深くはない。

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