Shrink Fのブログ

精神科開業医が日々思うこと 〜あまり仕事とは関係ない〜

サイフォン式餌付け水槽の落とし穴

自分で採ってきた魚を飼いならすのに餌付け水槽は必要不可欠です。

私は本水槽からサイフォンの原理で餌付け水槽に水を落とし、オーバーフローでろ過槽へ返す方法をとっていますが、これにはとんだ落とし穴があります。

サイフォンで水をひっぱっるとポンプが必要ないために、余分な電力もつかわず、エコキーパーにとっては理想的なシステムであります。


しかしこのシステムには重大な欠点があります。

殺菌灯は白点病などを予防するのにかなりの効果があり、殆ど必需品と考えていいかと思いますが、殺菌灯を点けているにもかかわらず、ある時期、餌付け水槽に白点病が大量発生してしまいます。

2年前の10月、たくさんの魚を採ることができ、今まで餌付いたのも併せて20匹ほどの魚が餌付け水槽に入りました。華やかですばらしい餌付け水槽になったわけですが、喜びも束の間、数日後に餌付け水槽をよく見ると全ての魚に白点が発生し、次々と魚が死んでいきました。

幸い本水槽には波及しなかったのですが、なぜ急に病気が発生したのかわかりませんでした。
新しい魚が持ち込んだのか、朝晩の冷え込みのために水温の変化が病気の引き金になったのか、それとも殺菌灯の効果が弱かったのでしょうか...

原因を特定できないまま、今年もサイフォン式餌付け水槽を設置。魚が5匹くらいまでは全く問題なかったのですが、魚をそれ以上に増やすと、餌付け水槽だけに白点が出てきました。全ての魚に白点が生じています。餌付いていたチョウチョウウオも餌の食いが悪くなってます。急遽餌付け水槽を取り外し、一度淡水浴をした後に本水槽に全て移しました。

数日後には全ての魚の白点が消え、落ちた魚はいなかったのですが、急激に魚を増やした後のサイフォン式水槽は病気が発生するものと、今回のことで再認識しました。

餌付け水槽の位置を変えるだけで病気の発生が防げるかどうか、これを確認するために現在は下の方法で餌付け水槽を稼動しています。次にたくさん魚を採ったら上部餌付け水槽に放ってみます。

 

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