Shrink Fのブログ

精神科開業医が日々思うこと 〜あまり仕事とは関係ない〜

魚取りレポート2003 16.タモ網装着!

タモ網を体に装着し、フリーになった両手で泳ぎ回り、必要なときにすぐ手に取れる。そんなスタイルを可能にするツールがついにできた。それが、この装置、その名は「ゴムゴムネックレス」。ムシゴムにステンレスのフックを引っ付けたもの。これを首に引っかけて使います。タモ網の柄の部分をリング状にしてあるので泳ぐときはフックに引っかけて、更には腰に巻いたアルミ針金ベルトでタモ網のネット部分を押えておきます。これでタモ網が体にフィット!必要なときにはタモ網を引っ張ればゴムが伸びるので取り外しは超簡単。これは今日の魚採りが楽しみです。

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出かける前、試しに装着してみました。こうしてみるとゴムゴムネックレスはなかなかお洒落。機能性とファッション性を兼ねているので、これは売れるかもしれません。しかし、家族の評価はかなり悪いです

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ついでに本日デビューの特大タモ網。大は小を兼ねる。防波堤網もそうですが、とにかくデカけりゃ魚は逃げられないという信念に基づくタモ網です。金太郎みたいな格好ですが、頭の中は魚採れまくり。

ということで、9月23日秋分の日。家族で南紀の海に出かけました。潮もひかず、私以外は泳がないということなので、私が採っている間防波堤で魚釣りをしたいと言います。地図を見ながら適当な場所を探し、初めての磯でトライです。

防波堤に着くと、早速ハタタテダイやツノダシが居ます。防波堤巨大網で採ろうとしますが、やはり擦れていて網を浸けるや否やスーッと深いところに沈んでしまいます。巨大網のしなりを解消するためにネック部分を補強しましたが、先端部の遅れは変わらずで、魚はヒラリと網をすり抜けていきます。フレームのステンレスの太さが6mmというのが問題なのかもしれません。これは作り直すしかなさそうです。

たまたま防波堤際の浅いところでハタタテダイを見つけたので、海に入ってタモ網でトライ。巨大タモ網があるので採ったも同然、と思いきや大きすぎると水の抵抗がかなり強く、おまけに使い勝手もむちゃくちゃ悪い。使い物になりません。結局穴に入り込まれ、ゲットならず。粘ることもなく諦めて、磯に出ました。

湾の奥は濁りがあり、転石地帯に泥が堆積しているという状態であまり魚はいそうにありません。外海へ出て行くほどに水が澄んでサンゴも出てきました。そこでタスキモンガラ発見。今年はモンガラがやたら目に付きます。いつものようにモンガラは穴の中に入りますが、小さなサンゴ石の穴の中に入ったので、石ごとゲット。この頃には既に巨大タモ網は邪魔物になってました。

タスキモンガラ(3cm)
穴の中に入り背びれを立てて硬直するのはやはり他のモンガラと同じ。


モンガラのあとは見慣れないチョウチョウウオ。地味な模様です。名前が出てきません。スダレだったらよかったのですが、ミゾレです。

ミゾレチョウチョウウオ(4cm)
あまり綺麗ではないが、初めて見た。渋い感じです。


初めての魚をゲットして気分のいいところにツノダシ発見。今日こそはゴムゴムネックレス装着で泳ぎ負けないぞという意気込みですが、やはり魚は速い。一目散に逃げられてしまっては、全く手も足も網も出ず。今日は台風の影響でウネリがあり、あまりに外海にでると波が高くて私には無理なので、潜りの方はこれで終了。巨大タモ網の実用化に向けての課題は大きすぎますが、ゴムゴムネックレスはツノダシ逃がしても使い勝手はまずまずです。

次は防波堤。ハタタテとツノダシは居ますが先ほどと同じように簡単に採れる気配がありません。途中、地元の漁師らしきおっちゃんが、「ええ網もってるなあ。」と話しかけてくれました。以前はハタタテなどの魚も今よりずっと多く、網を入れても逃げなかったそうです。最近では少なくなり、おまけに採りに来る人が多いのでどうしても擦れてしまい、簡単には捕まってくれません。漁師さん曰く、釣るのがが確実と。先日名古屋方面から来た人があっという間に小さな針で5匹釣っていったといいます。これはいいこと聞きました。次は釣りの方法も考えます。

今日は、2時間ほど粘って防波堤のコツをつかみました。あとはフレームがしならない網の作成だけです。これで波止場のツノダシをゲットする日も近いだろうか..

 

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波止場採集のコツ

  • 二人で挟み撃ちにする。
  • うまく網を被せたら、あわてて引き上げようとしない。あわてると岸壁とフレームの隙間からせっかくの魚が逃げてしまう。落ち着いて待っていると魚は網の奥のほうへ移動する。
  • 暗くなってくると魚を見つけにくくなるが、魚も網を見つけにくくなる。警戒心が薄れてグッド。夕日が沈んでも諦めないというかむしろチャンス。真っ暗になると当然アウト。