Shrink Fのブログ

精神科開業医が日々思うこと 〜あまり仕事とは関係ない〜

魚取りレポート2002 意気込みも程々に

6月15日土曜日、干潮は午後3時。というのに磯には10時到着。かなり潮は満ちている。何か絶対居てるはず。明日は、しんどい日曜当直の日。明日のことはしばし忘れて、採集に没頭や、絶対見つけたる、どんなに意気込んでも、ないものはない。それにまだ、潮溜まりもできていないし。結局、はやる気持ちを抑えながら、磯でローソン弁当を食べることになりました。子どもらは早々に弁当が食べられて嬉しそうです。

というわけで、2時間くらいは、結局魚も採れず、動き回って妙に体力を消耗してしまったようです。あまりの期待感で交感神経が亢進し、その後の疲労感は殊更強く、翌日の日曜当直はつらいものに..。

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6月に入ってチョウチョウウオは、どこの磯でも良く見られるようになって来ました。今年はチョウチョウウオが多い!

 

イソカサゴ■(体長4cm)

f:id:sazanami-fmc:20180924182524p:plainカサゴは北方系の魚。背鰭のトゲに刺されると弱い毒がありますので、かなり痛みます。
潮溜まりでチョウチョウウオを追いかけていて、小石を除けたら出てきました。しかし、前回のトゲチョウといい、やっぱり見える所には居ないものですね。

 

■ミナミハコフグ
岩棚の下にじっとしておりました。
鰭が透き通って見えないので動きが実に面白い。毒がある事を知っているのか、水槽の中のミノカサゴも知らん顔しています。変に刺激されて毒を分泌されないかひやひやしました。それと、ヒユサンゴやキクメイシなどのサンゴを吸い付いてかじり取るので珊瑚水槽には不向きです。

 

サラサエビ

f:id:sazanami-fmc:20180924182700p:plainサラサエビは岩穴や窪みに数匹で見かけます。普通に潮溜まりで見かける、イソスジエビとは動きが違い、かなり俊敏です。

 

■ハクセンスズメダイ■(1cm)

f:id:sazanami-fmc:20180924182753p:plainスズメダイの仲間は特に、小さいほど色が鮮やかですね。先ほどのロクセンスズメダイやオヤピッチャなどとは違い、小さい時から縄張りを持って一匹、一匹そのテリトリーの中で生活しているようです。

 

おまけ
6月19日、今日は仕事が早く終わった。比較的恵まれた環境に住んでいる私は、近くの漁港へ網を持って出かけた。防波堤の角の窪みにはオヤピッチャの群れ、際には多くのチョウチョウウオが見られた。それにしても、今年はチョウチョウウオが多い。

 

■タスキモンガラ■体長2cm。

f:id:sazanami-fmc:20180924182858p:plain防波堤の際に居るところを難なく掬いました。時々モンガラの仲間は潮溜まりでも見かけます。私にはその経験ありませんが、素手でも取れるようです。穴の中に逃げ込み引き出されないように背鰭を立ててじっとしているらしいのですが、人間には通用しないというところでしょうか。
モンガラは気が荒い。
歯もスゴイので大きくなってきたら指噛まれます。

 

ロクセンスズメダイ■

f:id:sazanami-fmc:20180924182958p:plain潮溜まりに数匹の群れで見られることもありますが、オヤピッチャの群れに混じっていることもあります。今回もオヤピッチャの群れに網を突っ込んだら、入ってきました。オヤピッチャに似ていますが、尾鰭上下にある黒い線で区別できるようです。