魚取りレポート2002 新たな採集場所を求めて
地図と潮時表を眺める時間がますます多くなってきた今日この頃、6月1日は夕方に潮がひきます。午前の仕事を終え、吉本新喜劇もそこそこに南紀目指して出掛けました。
今日は新しい採集場所を開拓しようと思い、前日から地図で何箇所かチェックしていましたが、結局は空振り。時期が早いこともあり、潮溜まりは寂しいものでした。
空振りの時はいつもにも増して、疲労倦怠感がこみ上げてきます。磯には疲労を引き起こすような物質が漂っているのか、昨日の勉強会でのお酒が残っているのか、そんなことを考えながら、いつものホームグラウンドに足を向けました。
■ミナミハコフグ■
後ろに見えているのが指。かなり小さいです。娘が潮溜まりで掬いました。一年前のコンゴウフグの時もそうでしたが、ハコフグの稚魚って居そうもないような、潮上帯(満潮時に水が来るところ)に近い潮溜まりでゴミの様に浮いていたりします。だから、子どもが見つけてしまうんですね。
■ミヤコキセンスズメダイ■
多分シーズンの初期だから物珍しげに捕まえてしまうんだと思います。稚魚のうちはいいんです。そのうち蛍光の線が消えて、ただの魚になります。気も荒いしね。
■サツキハゼ■(3cm)
ほっぺたがほんのり赤く、背中がゴールド..っぽい。鰯の稚魚かなと思って捕まえたらこの魚でした。
■チョウチョウウオ■
一円玉サイズ。この時期になれば、このサイズのチョウチョウウオは結構見られます。
ちなみにこの日娘は、20センチの成魚を波止場で釣っていました。
■マフグ■(稚魚4cm)
防波堤で採集。小さくてかわいらしいので捕まえてしまいました。60センチの魚水槽に放ちましたが、一週間しない間に姿を消しました。心配していた毒の被害は出ませんでした。
人口餌やクリルは食べませんでした。
■カワハギ■
干物ではありません。鮮やかなゴールドボディ。サンゴ水槽であるお仕事をしてもらおうと思い拉致、招待しましたが、数時間で退場!
■イソカサゴ(10cm)
波止場で釣りました。ガシラ(関東ではカサゴ)に似ていますが、鰭には毒がありますので不用意に手で触ると危険です。半分くらいの大きさならよい観賞魚になるのですが。味はガシラより落ちる。