Shrink Fのブログ

精神科開業医が日々思うこと 〜あまり仕事とは関係ない〜

テンポラリーいけす 〜深いところでも安心〜

考案期間約半年、作成時間10分。思いつけば作るのはあまりにも簡単。
素潜り採集家、必携!?のいけす。これは凄いよ、自信作。

お目当ての魚を採ったときの感動は、すぐさま「逃がさず生簀に移さなければ..」という緊張に変わります。

潮溜まりや背のたる場所で採った場合は、さほど問題なく慎重に生簀の中に移せるものですが、背の足りない場所では、立ち泳ぎしながら網の中の魚をつかみ出して、生簀に入れるのはかなりの勇気が要ります。

臆病な私は、魚を採ったらいつも足のつく場所まで泳いで行きます。レア物を捕まえた時の感動はすさまじいために脳内にはエンドルフィンが分泌されているのでしょうか長距離を泳いでも一向に疲れませんが、取りあえず採っとけみたいな魚には疲れを感じてしまいます。

たいていは大きな岩の上に立ち、波でバランスを崩されそうになりながら、網を水から出して、網の底の魚をつかみ、慎重に慎重に生簀の中に入れます。

深い場所でも安全に生簀の中に魚を移せる方法がないものか、常々悩んでおりましたが、ついにその問題を解決できる道具ができました。安全に網の中の魚を確保でき、さらに数匹の魚を一時的にストックできるという夢のようなアイテム、「テンポラリーいけす」です。

作り方

①100円ショップで購入した小さなポリ容器の水筒。

②真ん中からやや下の方にかけて、のこぎりでスリットを入れています。

③一番下のスリットは、半周に及びますが、ここには塩ビ板の仕切りがピッタリと差し込めるようにしてあります。

④適当に紐をつけて、腰の辺りに装着しましょう。

f:id:sazanami-fmc:20180924133556p:plain魚を採ったら、ピンクの蓋を外して網の中に突っ込み、網の底にいる魚にかぶせるようにして、テンポラリーいけすの中に魚を確保します。

二匹目を採ったとき、テンポラリー生簀を水面上に出すと速やかにスリットから上の部分の海水が抜け出てしまいます。そこで仕切り板を挿入。生簀の中の魚は別室に確保という感じです。

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こんな感じで2匹目以降も魚を確保できます。

ピンクの蓋をして仕切り板を外せば普通の生簀。網の中の魚を確保するときだけ、仕切り板を挿入すれば、何匹でも安全に採れてしまうんです。

今、私の頭の中では、テンポラリーいけすの中にぎっしりと魚が詰まっています。

 

素潜り採集にはまじで使えると思います。
潮溜まり採集には、もっとシンプルなフローティングいけすがあります。

f:id:sazanami-fmc:20180924134002p:plain*1

*1:潮溜りいけす