魚取りレポート2002 チョウに終わる
「週末は天気が崩れるでしょう。」という週間予報を一週間ほど前から見続けていた10月の中旬、19か20日は魚を採りに行こうと決めていました。別に天気予報を見たからといって晴れるわけではないのですが、3日ほど前からはyahooのピンポイント天気予報を一日何度も確認するようになっていました。
まあ、しかし天気予報もあてにはならない。更新されるたびに予報は次々と変わります。それでも、19がいいか、20がいいか、判断するには天気予報と沿岸波の予想が大いに参考にはなります。この時期、海へ気が向かなくなりつつある家族への説得材料にもやっぱり必要でしょう。
ひまわり動画で、見極めた雲の合間。それが日曜日の午前と重なりました。南紀へ向かう途中からは私の気持ちのように空も晴れ、嫌でも期待はヤッコ、ヤッコと膨らみます。
しかし、水は冷たかった。ウエットスーツの隙間から背筋へ流れ込む水がやけにひんやりとします。いつもの潮溜まりや磯の岩棚を見て回りますが、お目当ての魚の気配すらありません。お目当てというのは、ヤッコ、ヤッコ。
そして、流石に8月頃と比べるとチョウチョウオなど目を引く魚も殆ど見かけません。ヤッコ、ヤッコと期待が大きいだけに外れた時の虚しさとウエットスーツを通り越して感じる海水の冷たさが「今年はここまでかな・・・・」と.シーズンの終わりを感じさせる採集となりました。
結果は、トゲ、フウライ、チョウハン・・まさに今期の餌付けのラストチャンスとなります。今年こそ上手く飼えたらいいのですが。
■ハナダカラガイ■
貝殻は海辺によく落ちています。
タカラガイは宝貝。大昔はお金として使われていたとか.......。
ツルツルとしていて光沢のある貝殻です。