魚取りレポート2003 雨の中の採集
6月も中旬となり、そろそろ期待の持てるシーズン到来。梅雨真っ只中ではありますが、6月14日土曜日、雨も覚悟で南紀遠征に出かけました。
未だウエットスーツの背中に入ってくる海水は冷たく、海の中はやたらとベラばかり目立ちます。チョウチョウウオに至っては、20センチ程度の大きいものばかりでした。今年はチョウチョウウオが遅いように思います。
「やっぱり、まだ早いのかなあ。」と思いながらも、いつものポイントを見ずには帰れません。結局、一時間ほどで土砂降りの雨となり、お昼には磯をあとにしたのですが、短い時間の割には、今日の成果はバッチリです。新しく立ち上げた珊瑚水槽のタンクメイトとしてこのサイズが欲しかったんです。
■カンムリベラ■(1.5cm)
見つけたときは、何ヶ月ぶりかに興奮しました。左右の岩穴を行ったり来たり、ベラの動きは既に見切っています。
■アカオビベラ■(1cm)
水槽の中でも海藻の切れ端が漂うような動きがたまりません。
どこがアカなのかはわかりません。
タイドプールで見つけたときはその美しさに腰を抜かしそうになります。水中眼鏡越しにいつまでも眺めていたいとさえ思いましたが、実際は捕まえるのに必死。