Shrink Fのブログ

精神科開業医が日々思うこと 〜あまり仕事とは関係ない〜

魚取りレポート2003 サザナミに戸惑う

6/29、日曜日は久々の晴れ。前日土曜日は雨と海が荒れたのが重なり、予てから計画していた泊りがけ採集は日曜一日だけになってしまいました。
昨日の名残で波も高く、潜っての採集は諦めざるをえません。おまけに強風のせいで潮溜まりにもサザナミが立っていて、水面下が見辛くて困ったものです。

それでも波のない所で潜って岩穴を覗きますが、めぼしい魚に出会えません。ようやくトラウツボの穴の付近で見つけたコロダイの幼魚らしき魚。これは幸先ええやんか、なんて思いながら、威嚇してくるウツボを追い払い、穴から魚を追い出して苦労して捕まえましたら、実はゴンズイだったという「まずまず」の滑り出しです。

結局、潜るのは諦めて陸へ上がったら、妻がチョウハンを見つけたと言って、小さな潮溜まりの前で座り込んでいます。畳一畳、10センチくらいの小さな潮溜まりですから、もう捕まえたも同然。しかし、どの石を除けても出てきません。チョウハンを諦められず、何十分も粘りますが、一向に姿を現しません。ええかげん、「もう、ええか」と思って、とっくに別の潮溜まりに移動した妻に、「そっちに何か居る?」と聞いたら、「うん、●●居る。」という返事。

 

とりあえずチョウハンは置いといて、急いで駆けつけたら、サザナミの合間に、黄金に輝く二つの目玉。電気で光ってるんかと思うくらい日光を反射して、輝いていました。

 

サザナミの為に何度か見失いましたが、輝く二つの目玉は、また、どこからともなくヒョコッと現れ、執念で網に収めました。

今日は100円大のナミチョウがあちこちのめぼしい潮溜まりにで見られましたが、チョウハンと同じく、結局行方をくらまされてキャッチできませんでした。ネズスズメやミヤコキセンもボチボチ出てきて潮溜まりも華やかになり、そろそろシーズンに入ったかな、と感じさせる採集となりました。

 

■カンムリヨウジ■(10センチ)

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小さな潮溜まりの小さな石の下に居ました。そこの方を流れるように泳ぎます。

 

■アカハチハゼ■(3cm)

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光る目を持つ魚。2年前にも一度見つけましたが、すぐに見失いました。
この前ショップで買おうかどうか迷った魚だけに嬉しかった。

 

■ミナミハコフグ■(3cm)

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毒を分泌されたらヤバイので、かなり迷いましたが、結局別容器に入れて、持ち帰りました。
水槽に入れて3日目の朝、急にこんなになっていました。何かカビのようです。
かなり痛々しい。