Shrink Fのブログ

精神科開業医が日々思うこと 〜あまり仕事とは関係ない〜

魚取りレポート2003 雨の潮溜まり採集

ほんとに今年の梅雨はよく降ります。

週間予報では7月3日の木曜日は梅雨の晴れ間ということになっていましたので、貴重な夏休みをその日の午後に設定し、幼稚園の息子と2人で潮溜まり採集に行く予定を立てました。

予報は外れて、やはり雨。それでも、後へは退けません。まずは、地元の磯。
しとしと雨が降っているので、息子は車の中で待っていると言います。風もあり、今日は気温も少し低めなので、せっかく持ってきた水中眼鏡を使う気にもなれず、潮溜まりを見て回ります。雨風の為に殆ど水中が見えません。こうなれば、「必ず魚の入る潮溜まり」を重点的に見るしかありません。去年の最後の採集でチョウハンを見失った潮溜まりで、案の定、一円玉サイズのナミチョウ発見。そのナミチョウをゲットした後は別の潮溜まりを見て回る気にもなれず、帰ろうと思ったけど、せっかくの夏休み。

車を南に走らせ、目指すは中紀のホームグラウンド。しとしと雨もだんだん横殴りの雨になってきました。中途で引き返すこともできず、とうとう磯に到着。息子は既に寝入っていました。

それでも来たからには覗かないわけにはいきません。雨風で殆ど水面下は見えませ。それでも目を凝らして見ますと、ピンク色の魚発見。ハナダイか?こりゃついてるぞ。この場所なら採ったも同然。しかし、その魚の動きは全く予想に反して、一直線に思いもよらぬ岩の下に入り込んでいきました。ハゼのような動きをしました。

魚の正体が気になって、片っ端から石を除けますが出てきません。諦められず風雨の中、潮溜まりを睨み付けていると、思いもよらぬところから出てきました。美しいピンク色のハゼらしき魚です。それも、最も嫌な場所に。嫌な予感どおり、大きな岩の下に入っていきました。この状況で諦めるのは無理。水中眼鏡を装着し、這いつくばって岩の下を覗き込みました。しかし、既にその魚の姿はなく、そこに居たのはノコギリヨウジ。
とんだ災難という顔をしているノコギリヨウジを捕まえましたが、ついにピンクの魚はそれっきり姿を現しませんでした。

土砂降りの中、帰る仕度をしながら、あの時必殺網を使っていればとか、ハナダイの動きと思い込まなければとか後悔しましたが、後の祭り。まだまだやなあ。

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