Shrink Fのブログ

精神科開業医が日々思うこと 〜あまり仕事とは関係ない〜

魚取りレポート2004 5.シーズン初めの○○

3連休二日目。今日は南紀。高速道路が南部まで延びたので今シーズンから使えます。当然、田辺での渋滞が予測されるので、新たな抜け道(南部出口の所から県道35号線に入り、田辺の稲荷に抜ける)も検討済みです。しかし、今日は連休という事で、南部出口でも1kmの渋滞の表示があります。そんなときは、ひとつ手前の印南で降り、42号線を南下、そうして南部出口のところから35号を通って、渋滞にひっかかることなく、2時間で南紀のポイントに到着です。

やはり3連休とあって車も多く、42号線から見える途中の磯でも、採集を楽しむ人々が、ちらほらと目に付くので、いつもにも増して、気持ちがはやります。

10時過ぎに磯に到着し、すぐさま潜ります。前回のサザナミポイントを覗きますが、今日は当然居ません。一通り気になるポイントを見て回り、家族と合流といういつものパターンです。「今日はオトヒメ採ったぞー。」「凄ーい、いくらする?」いつものやり取りです。

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しかし、今日はいつもと違い、珍しく息子が真剣な顔で網と追い出し棒を持って、岩穴をつついているのです。チョウハンが居るというのです。近くに座って眺めていますと、本当にチョウハンです。「よっしゃ、お父さんが採らしたる。」これが悪かった。なんぼ今シーズン初のチョウハンでも、子供の邪魔をしてはいけません。木の上に立って見る、いや潮溜まりの傍に座って見ていられなければ、親という字になりません。そういえば、行く道中、サザナミ見つけたら、採らしたるといった記憶もありますが、すっかり吹っ飛んでしまい、「こらー、ぼさっとしてんと網早う上げんかーっ。」という始末。結局逃げられました。息子にしたら、邪魔されて、怒られて、逃げられて....あまり気にはしていないようだったのですが、さすがに気がひけて、私のおやつ、かっぱえびせん「わさび味」をあげました。

その潮溜まりは、潮上帯付近にあり、よくチョウハンが入っています。2箇所、深い岩穴がある以外は極めて単調な潮溜まりで、穴に入り込んでしまわないような魚なら採ったも同然のポイントです。去年もチョウハンでレポートを書いた場所で、去年の再現のようにってきました。ちなみに今年は網は放さず持っています。

それにしても毎年、ナミチョウを見慣れた時期に、初チョウハンで燃えます。今年は、息子を巻き込んでのファイトです。

まあ、チョウハンなら待てば出てくるので、飯でも食いながら待つとします。そうしていると、妻がアカハチとヨウジウオを採ったと得意げにやってきました。これは悠長に昼飯食って居られないという感じになり、岩穴を睨みながらハンバーグ弁当を食べていますと、こちらの様子をうかがうように、出てきました。しかし、私が動くと、チョウハンは間合いを見ながら岩穴に戻ってしまいます。待つのが苦になって、岩穴を突付きまくっても、チョウハンは当然出てきません。かなり深いのです。

f:id:sazanami-fmc:20180924210759p:plainその後は作戦を変更し、しばし、その場から離れて、再チャレンジ。最後は小さな浅い潮溜まりなのにマスクにスノーケルつけて寝そべり、フル装備で採る始末。どうや、採ったぞ。早く水泳をしたい子供達の気持ちは既に向こうの深い潮溜まりに移っていました。

なんにしても今日もエキサイトしました。