Shrink Fのブログ

精神科開業医が日々思うこと 〜あまり仕事とは関係ない〜

魚取りレポート2005 21.網のセットは入念に....

最近サンゴ水槽の調子が悪い。
タコアシサンゴのレイアウトと変えた途端にポリプを出さなくなり数日で腐ってしまいました。たいてい調子のいいサンゴが死んでしまうのはレイアウトが崩れたり、変えたりしてしまったりするなど、水槽内で定着した場所から動いてしまったときであります。時にはレイアウトを崩すカニを憎み、また時にはわかっていながら諸事情で動かしてしまう自分の行いを悔いたりします。

そいうわけで、ほのかにサンゴ水槽の水が臭うので10月28日(土)は26日についで200リットルの水換えをするために中紀の磯へ水汲みに行きました。この時期は潮もひかなくなり、おまけに雨も降っているので軽く潮溜まりでも覗いて来ようという気持ちで向かいました。途中雨足が強まり、今日は汲むだけやなと諦めも着きましたが、磯に着いた途端、日ごろの行いが幸いして雨がやみ、今期中紀は不調とわかりながらも、これは稀種が居るのかも...といつもの変な期待がメラメラと湧いてきました。

数少ない潮溜まりを見て回りますが、やっぱり不調、小さなネズスズメ、ミヤコキセンスズメのほかはチョウチョウウオの影すら見られません。湧き上がった期待が急速にあきらめに変わります。

せっかくタモ網を持ってきたので、小さなミヤコキセンを採ってみることにしました。基本通りに採り易い方向に追い込んで、逃げ道に網を構えるという方法ですが、どうも軽い気持ちでいくと面倒くさくなり網のセットが雑になってしまいます。逆にあまりにも珍しい魚を見つけてしまったときに、気持ちが逸ったりしてに網のセットが雑になることもありますが、追い込んだときに魚はこの小さな隙間を見逃しません。

網を構えて、さあ、追い込みというときに隙間から逃れてしまい、結局はやり直し、またはやり直しもきかない場所に逃げ込まれたりしますので、隙間を作らない入念な網のセットは地味な作業ですがかなり重要です。

ミヤコキセンスズメを軽んじたばかりに、結局は時間を費やしてしまい、その上にやんでいた雨も降り出し、体も心もびしょ濡れで、天然海水200リットルだけ汲んで持ち帰りました。

 

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