Shrink Fのブログ

精神科開業医が日々思うこと 〜あまり仕事とは関係ない〜

魚取りレポート2006 9.アケボノ

9月21日木曜日、最後の夏休み。毎年この時期になるとポリプ系のチョウチョウウオが欲しくなる。今回はポリプ系を目指して新規開拓、珊瑚のある場所での採集である。私の場合、新規開拓はたいてい成功している。たまたまツユベラを見つけたり、ナメラを見つけたり。しかし、2度は続かない。2回目に行っても魚は急には入っていない。よほどいいポイントに当たらない限り、何度も獲物をゲットできない。ただ、南紀まで来ればどこに潜っても、贅沢を言わなければ魚は居るものである。

今回も穏やかで波のない磯。珊瑚がポツポツとある。その場所も決して魚は多くはないが、アケボノ、チョウハン、シラコダイ、ツノダシをゲット。ポリプ系には巡り会えずである。アケボノは南紀でもさらに南へくるほど多い。中紀辺りでも漁港では時々見かけるが磯では見たことがない。すさみ辺りでも私は見たことがない。

アケボノは、ナミ、チョウハン、トゲ、フウライと同じく雑食で、珊瑚への依存度は少ないが、不思議と潮溜まりに入っていることは少ない。おそらく熱帯性が強く、潮溜まりのような温度変化のある環境には寄り付かないのであろう。

アケボノを狙うなら、黒潮本流から離れるなである。

 

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アケボノチョウチョウウオ
レモン色の縁が鮮やか。丈夫そうだが、案外気が弱くてデリケート。餌付けのときに二回りも小さいトノサマダイに威嚇されてやせ細ってしまったりする。

K-1デビューを果たしたアケボノが思うような戦果を挙げられなかったのは押し出しルールが無かったからだ。リングロープの代わりに有刺鉄線が張り巡らされていれば、結果は違っていたであろうが、魚採りとは関係ない。