Shrink Fのブログ

精神科開業医が日々思うこと 〜あまり仕事とは関係ない〜

魚取りレポート2006 13.テーブル珊瑚攻略その3

10月28日土曜日。今日は潮がひかない。干潮時でも潮位は121cm。いつもより1mくらい深くなる。それでも海に行ってしまうのは、今シーズンも終わりが近づいて、魚採りを惜しむ気持ちか、焦る気持ちか、目標の魚を採りたい一念か…というわけで、前々回からのテーブル珊瑚域に3連続チャレンジである。

干潮時間が遅いため、10時ごろのゆっくりの出発である。出たときは晴れていたのに途中から雨が降り出し、しかも本降り。そして寒い。「天気続きなのに、今日に限ってなんでこんな天気やねん…」と恨み語を言いながらのドライブである。

そして、海は雨の為に濁りがあり、水面からは魚は見えない。珊瑚の有る位置はうっすらとわかるので、潜ってみて魚を探すという条件の悪い採集になってしまった。それでも、何となくテーブル珊瑚の攻略法をつかみつつあるので気持ちは前向きである。

フィンをつけたことで楽になったが、耳抜きが下手くそで前回より1m弱ではあるが深くなると、底に来れば途端に耳も痛いし、頭も痛い。耳抜きの仕方はインターネットで調べた方法で、つばを飲み込むというもの。連続して飲み込むのが難しい。やはり潮溜まりで這い蹲っているのが楽しいと弱気になってきたところにウミヅキ発見。前々から見つけながらも指をくわえて(実際はスノーケル)、見ているだけだったが、今日は何とか仕留めたい。

視界が悪いため、今日は一箇所に絞ってひたすら珊瑚トラップ追い込み作戦。ねばりにねばって、何とか捕獲成功。初めてのウミヅキ、ゲットで今日は満足。のってきたところで、次を目指すが、やはり潜れば耳が痛い。今日のところはこの辺で勘弁しておいてやろうという感じである。今度の課題は耳抜きである。

 

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ウミヅキチョウチョウウオ(2cm)
トノサマダイやスミツキトノサマダイに比べると数はずっと少ない。
なるほど水平線に浮かんだ満月のような模様をしている。これくらいのサイズはなかなか珊瑚から離れてくれないので、今の所は珊瑚とラップしか方法はない。

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