Shrink Fのブログ

精神科開業医が日々思うこと 〜あまり仕事とは関係ない〜

2018-09-24から1日間の記事一覧

タモ網のフレームについて  〜自由自在なフレーム〜

左手で、右手に持ったアミに魚を追い込むのが私の採集スタイル。 逃げ道にタモ網のフレームを素早く、上手に合わせるのがコツですが、フレームが軟らかいとネックの部分が水圧に負けてすぐに曲がってしまい、非常に扱いにくいし、フレームが硬いとなかなか形…

魚と熱化学方程式 ~魚採りの法則~  

平成16年、南紀の海でカンムリベラを採っているとき、ふと高校時代の化学で勉強した熱化学方程式を思い出しました。 H2(気)=2H - 436Kcal1モルの水素の気体とそれがバラバラの水素原子になったときのエネルギーの差は436Kcalで、とにかくバラバラに…

お魚の出し方(3) 寝込み襲撃

魚を取り出す方法その3。夜中電気が消えると魚は寝ます。砂に潜って寝るべラなどは、砂を敷いていないと水槽の底に本当に横になって寝ていますから、死んでで沈んでいる魚と見分けがつかず焦ってしまいます。寝ている魚は簡単に取り出せます。魚がどこで寝…

追い出し棒一体化アミ 〜基本は連結〜

左手で、右手に持ったアミに魚を追い込むのが私の採集スタイル。たいていはそれで事足りますが、時々隙間に逃げ込んだ魚を追い出すのに棒が要ります。できるだけシンプルな装備で採集したい、海に持って入る道具を減らしたいという思いから考案したタモ網の…

追い出し棒の究極タイプ

追い出し棒は魚採りに不可欠な道具です。手の届かないところに逃げ込んだ魚をいかに上手に追い出して網に追い込むか、すべては追い出し棒にかかっているといっても過言ではないでしょう。魚が「うひゃー、こりゃたまらんー」と泣いて逃げ出すような追い出し…

魚の見つけ方  ~見つけなければ魚は取れない~

潮溜まりを絞るポイントは「魚の居る潮溜まり」のところで考えましたが、それではどうすれば効率よく魚を見つけることが出来るのでしょうか。じっくり這いつくばって一つを丹念に探すのがいいのか、出来るだけたくさんの潮溜まりを飛び跳ねてまわるのがいい…

テンポラリーいけす 〜深いところでも安心〜

考案期間約半年、作成時間10分。思いつけば作るのはあまりにも簡単。素潜り採集家、必携!?のいけす。これは凄いよ、自信作。お目当ての魚を採ったときの感動は、すぐさま「逃がさず生簀に移さなければ..」という緊張に変わります。潮溜まりや背のたる場…

魚の出し方 その2 釣り~fishing in my aquarium~狙え大物!

魚を取り出す方法その2。 釣り。 その1の掬い出し法を考え付くまでは私のスタンダードな方法でした。掬い出し法と同じく魚が餌付かないとこの方法も成立しませんが、4センチくらいになれば結構釣れます。コツは仕掛けに尽きます。 非常に小さな仕掛け。竿…

魚の居る潮溜まり 〜こんな所をチェックすべし!!〜

魚採りを続けているうちにホームグラウンドというかお気に入りの磯ができてくることは、この前にも触れましたが、お気に入りの磯の中でも、真っ先に向かう潮溜まりはたいてい決まってくるものです。狩猟、採集という類のものには必然的なことかもしれません…

魚の取り出し方 〜素早く動きを見切れ〜

リーフタンクなど、岩組みのしてある水槽に魚を入れるときには気をつけなければならない事があります。一度魚を入れてしまえば取り出しにくいということです。ライブロックを3つ動かせば、元の岩組みに戻せる確率は0.1%になると言われています。(2005.…

波止場のハタタテダイ 〜旗に惑わされるな〜

小学生の頃、私が生まれ育った大阪の南、泉南にはまだ関西空港はなく、きれいな遠浅の砂浜が広がっていました。当時はガッチョ(ネズミゴチ)やハゼ、カレイがよく釣れ、200円で青ゴカイを買っては放課後に友達と釣りに行きました。そのころ父親がタモ網…

ミノカサゴの餌付け 〜危険な魚を手懐ける〜

キリンミノカサゴ(体長3cm) 刺されるとマジに痛いというよりヤバイくらいに恐ろしい、ミノカサゴ。優雅なヒレの先一本一本に猛毒のトゲがあります。これに刺されたら恐ろしいほどの痛みがあり、死ぬこともあるといいます。もし、刺されたら、オシッコかけ…

魚の居るところ 〜魚取りのルール〜

私は和歌山県に住んでいる。近畿では陸の孤島と名高い?和歌山は磯採集を趣味とする者にはとても恵まれた地である。南紀のある町などは聖地とまで言われ、はるばる関東地方から来る人も多い。が、しかし、その和歌山においても、どこの磯でも魚が居るのかと…

再考 ソラスズメ 素人受け、No.1

海水魚を飼い始めた1999年。当時地域振興券で買った小さな水槽に入れた、同じくホームセンターで買った色とりどりの海水魚は瞬く間に全滅した。一旦海水魚は諦めたが、世界の海水魚カタログで見た「尾関さん」の水槽の美しさに感銘し、家族の賛同も得られそ…

魚取りのマナー 〜長く楽しむために〜

和歌山の海岸線をドライブしていると、おそらく日本中どこでもそうだろうけれど、必ずといって良いほど海への降り口の所には、エビ、貝など漁業権の対象となるような生物を採ってはいけないと書いた看板を目にします。磯遊びの盛んなシーズンともなれば車が…

魚取り in 和歌山 Report by Dr.F

和歌山は黒潮に運ばれてきてしまう小さな魚たちの宝庫である。広い海の中で魚などつかまえられるものではないと思ってしまうが、コツをつかめば案外採れる。ええ年した大人が小魚ごときに翻弄されているのはどうか...などとは全く思わない。片道何時間もかけ…